TECLに全財産ぶちこんででポートフォリオリスクを取るか、長期保有リスクを取るか

投資で複利の計算をする際、
私は特に下記のサイトを好んで使っています。


（参照：積立と複利計算_ファンドの海）
http://guide.fund-no-umi.com/tools/comp.html


楽天証券のやつとかより軽いしぱぱっと終わる。
まあ目標金額から逆算とかはできないけど、
大まかにわかればそれでいいし。


ぶっちゃけSlim先進国への積立投資だと、
複利があっても案外増加額は大したことない…。


…わけではないんだけど、最近どうも
レバレッジETFの圧倒的なリターンのせいで、
若干脳が破壊されている感じがある。


数百万程度の利益では大したことないと感じてしまいそうだ。
おお怖い怖い。


でまあ、ハイテクレバレッジETFである
TECLの直近5年リターンは44～54％だとかそのへんらしい。


ホントに直近だと54％とか言われてますね。
うまく行き過ぎた場合のみな気もしますが、
じゃあそれで計算してみると…。


…今の全財産500万を全額ぶち込んだら
期待値では7～8年で億超えするじゃん！！！


やべえ！！！！！！
私にも億超えの選択肢が生まれた！！！！！！！！！！！


とかゲラゲラしながら皮算用するのが、
なるほどいかにも卑しい私にマッチしてて
なかなか楽しかったんですが。


よく見返してみたらたった100万円でも
8年で3160万円くらいはいきます。


…あれ、もうこれでも十分じゃね？


だってよく考えてみれば、
その100万円は今年のTECLに追加投資して、
現状のSlim先進国の500万円とその後の
Slim先進国への毎月10万円の積立投資は
年利5％だと見積もっても8年で1915万円いきます。
（元本だけでも1460万円）


こんなん合わせたらもうそれで5000万円近くいくじゃん。
（税引き後は1824＋2550＝4364万になってしまうが）


いやセミリタイア達成じゃん。


この場合しかもTECLが失敗したらしたで、
それでも最悪1900万円分のSlim先進国は残ります。


レンジ相場で減価はしても現物投資なんで
こっちは大したことない。
もちろん右肩上がりに反発しないなんてことは微塵も思ってない。


というか最悪TECLぶんがいくらかでも残ってくれれば、
2000万～3000万円になるわけで、
ぶっちゃけ私の生活費ならセミリタイアには十分です。


…うん。


ってわけで実は案外TECLそのものに
それほど倍プッシュかける必要ってないんですよね。
セミリタイアという目的を達成することだけ考えれば。


そもそもレバレッジETFは複利がデカすぎる。
数年まてば初期投資額の違いなんておよそ吹き飛びます。
（まあその数年で暴落して消滅もありうるけどね）


10万円から50万円の違いなら5倍近いので
最終的なリターンも5倍近く変わりますが、
50万円から100万、100万から200万でも2倍程度。


1年ガチホすればもう逆転します。
いや1年も経たん。


うーん…強すぎる。
レバレッジETFの強さはこういう部分にあるな…。


つまり現状このままいってもちゃんと
Slim先進国と一緒にガチホすれば
もうセミリタイアは達成できます。
（ハイテクが暴落さえしなければ。）


いやでもじゃあまあ全財産ぶち込んだ場合は
どうなるのかなというと、言うまでもなく億超え。
（でもその場合2000万円近くが税金で取られるのがまたムカつくｗ）


てかその場合だとSlim先進国に投資していた意味が
もはやなくなります…。
だって普通に考えて私一人で1億円も使い切れないし…。
なんだこれ…。


というかよく考えてみると、TECL500万円投資なら、
今の5年リターンが継続できるなら5年で4330万。
税金が痛すぎますがそれでも現金化税引き後3564万円。


Slim先進国に別途月10万積立投資していた場合は
そこに＋680万円（元本600万円）されます。


これでも合計4000万円。
いやこっちのほうが理屈的には良いじゃん。


いやお前ぽすと明らかリスク高すぎだと思うかもしれませんけど、
逆に言えばTECLに投資する期間は5年で済むので、
100万円をTECLに投資して8年ガチホするより、
保有期間はむしろ-3年。


かえってリスクが低いまでありえます。
保有期間のリスクを取るか、ポートフォリオリスクを取るか。
後者のほうが市場的にはリスクじゃない。


もちろん欲を出してあと2年持てば億超えですが…。
ぶっちゃけそれはまたリタイア後に50万円でも
またレバレッジに置いておけばいい。


億超えが目的ではないし、うまく行けばそれでまた数千万円手に入るので。
まあもう少し欲張っても1年待つだけでも6669万いくし、
やるとしてもそこがボーダーかな。


すると選択肢は2つ。
セミリタイア目標金額が例えば4000万だとして。


①今の全財産500万円をTECLに投資し、
　先進国積立投資で＋600万、5~6年でリタイア。
②今の余裕資産100万円でTECLに投資し、
　先進国積立投資で＋1900万、7~8年でリタイア。


もしTECLが大暴落して0になったとして、
Slim先進国は元本割れしないだろうという信頼
（元本割れしてもまたすぐ戻す実力がある可能性）を
前提として考えておけば、
最悪でも①は5年で先進国株資産680万、8年で1176万、
②は8年で1900万円ぶんのみが手元に残る計算になります。


うーん…面白いですね！！


理論上は①の方が暴落するリスクは低く、
加えて超効率的ではあります。
（今後5年以内にハイテクに暴落さえ来なければ！！）


ただ失敗した場合の①は②と同時期には
1100万にしかならないのでマジで目も当てられません。
確実な安定択といえるのは②です。


ただ②はレバレッジETFに投資する金額は少なけれど、
レバレッジETFに投資する期間で言えば2~3年延びます。
つまり潜在的に暴落に当たる確率が増えます。


ふーん（レバ）レッジじゃん。
へっ、おもしれー女。


なるほどこれはまた面白いですね。
これがレバレッジETF…。
というかこれならNISAにしておけばよかったかマジで。


（…あれ、つか、①の5年間ハイテクが
上がることに賭けるなら、そもそも積立投資もTECLにすれば、
5年で7000万になるし、結局リスク対して変わらんのだから
ソッチのほうがいいんじゃ…）


…ま、まあいいや。


ともかく、ああたのしかった！！
まあこんなの遊びですよ遊び。


色々と考えましたが、
セミリタイアを急ぎすぎるあまり
短絡的な思考になっても仕方ない。


億超えってワードに魂奪われ過ぎなんですよね。
億あってもぜってーしょうがねーって。
無駄な羨望は身を滅ぼすだけだわ。


少なくともあと8年Slim先進国に投資するだけでも
2000万いくじゃん、それでセミリタイアも視野に入るし
つかおまけで2500万入る可能性があるって
それで十分じゃね…？とか思ったら、①の選択肢は
私にとってそんな大きなリスク取るほど
魅力的な選択肢でもないかなと思いました。


いっときの夢を見られただけで十分楽しめました。
ま、ともかく具体的な数値で導き出してイメージが掴めたのが良い。
今のうちに100万円くらいはTECLにさっさとぶち込んで
気絶しておきたいかな。


（ちゅうい：あくまでこれはすごくうまくいって5～8年内に暴落が来ない前提でのシミュレーションでしかありませんのであしからず）