2018年2月28日水曜日
ニッセイの乖離から見る、インデックス投資における指数の重要性
インデックスファンドを保有する目的とは何か。
※(相変わらず参考データは)ないです。
昨日の記事でも書いたのですが、
ニッセイのベンチマーク指数との乖離がなんでいけないのか
ということを改めて整理したいと思います。自分のためにも。
なんだかまたニッセイの話で申し訳ないんですが、
これは決して無視できるものでもないので。
すみません許してくださいなんでもしますから!!
インデックス投資はパッシブ投資というものであり、ベンチマークに沿った銘柄を
脳死して持ち続けることで市場の平均以上の利益を叩き出そうとかいう
クッソセコくてクッソ理にかなっている投資方法です。
先に絶対的な結論から申しますと、インデックス投資は
「ベンチマークと出来る限り連動する」ことが何より一番大事です。
その運用の性質上、インデックスファンドは信託報酬などの
コストの分だけベンチマークより(必ず一定分!)下に乖離します。
ベンチマークを設けて、それを超えることを目的としているのは
インデックスファンドではなくアクティブファンドです。
それをどれだけ超えるかがアクティブファンドのファンドマネージャーの
腕の見せ所さん!?なのです。
・パッシブ運用できること
・多くの銘柄に分散投資をすること
・投資信託として投資銘柄選定や運用をおまかせすること
・低コストで運用すること
・分配金を再投資あるいは分配すること
・金額通りに買い付けし、管理すること
・運用成績を公開すること
・自動的にリバランスすること(バランスファンドの場合)
などなど、上のこういった要素は、インデックス投資における
要素のひとつひとつしかないのです。
中長期に渡ってパッシブ運用で分散投資するにはインデックス投資が都合がいいから、
という理由で買う人がいるのは確かですし、それは正しいのですが、
だからと言ってインデックスファンドがベンチマークと乖離していい理由にはなりません。
もっと言えば、トータルリターンが変わらなければよくね?
というのも、今回の「インデックスファンドとしてどうなの?」
という話とは論点が違います.
(そもそもニッセイ外国株の場合は2016年の下方乖離のせいでリターンがマイナスなので
トータルリターンは他の同コスト帯のインデックスファンドより悪いです)
なんかブロガーがネタのためだけに書いてるとか言われてますが、
正直こんな運用が平然とまかり通る方が
インデックス投資界隈にとってマイナスなんですよ。
「そんな大したことじゃないじゃん」とか、
「ニッセイ買ってないからいいや」とか、
「ニッセイ買ってるけどもう解約できないし・・・」とか
おっしゃる方が、2016年のときも、また今回もけっこういることが
やっぱり少し驚きですね。
「こういう目的・運用で行いますよ」という商品が
実際に違った動きをしていることに対して、「大したことない」
と本当にわかってて言っているならなかなかすごいと思います。
しかも原因がわからない上に、実際に
マイナスリターンという形で被害出てるのに・・・。
顧客でないから文句言うななどというのもおかしいですし、
顧客だったらなおさら改善や詳しい説明を求めるべきです。
なんで投資という先が不確かなものに対して
余計不確かな運用しているファンドを信用しているのでしょうか。
・・・というかまあ、最悪コスト以上の下方乖離ぐらいは別にいいんですよ。
これはそのファンドのやり方が下手すぎるってことで結論付けられますから。
でもインデックスファンドなのに意味不明の上方乖離する上に、
「その理由がわかりません」って、こんなんだから日本の金融は
外国に比べると・・・。
インデックス投資は確かに余裕資金でほったらかし運用すべきものですが、
あなたの大切なお金で購入しているちゃんとした商品であることを
しっかりと自覚するべきだと思います。
そこまでほったらかしにしちゃ・・・ダメだろ!(マジメくん)
もう一度書きますが、
インデックス投資は指数とできるだけ乖離が少なくできるかが
最大にして絶対の目的です。
「だからこそ」長期保有しても(注:ほぼ!)確実かつ堅実な利益が期待できて
安心ができる商品なのです。
乖離をしまくるっていうことは運用やリターンが安定しないということ。
つまりはインデックス投資で
積立脳死投資し続けることすら危うくなるんですよ。
上方乖離が多ければリターンも多くなるしええやん、と言っている人もいますが、
ニッセイはその乖離の原因すらわかっていないようですし、
いつ下方乖離がまた発生するかもわかりません。
蛇行運転している車のスピードがたまたま速かっただけで、
運転手が「運転の仕方がわからない」と言うタクシーに
数十年も乗ってられっかという話なんですよ。
極論、ことリターンがどうこう言う話以前に、
売っている商品の特色上、
むしろベンチマークよりリターンが高くてもいけないんですよ・・・。
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