2025年4月28日月曜日

親の介護に触れない低資産FIRE界隈


少し前、ちょうど米国の
金利ショック前まででしょうか。


その頃には、ある程度さかんに、
低資産FIREが流行ってました。


まあ、正確には、それより数年前から、
よよよ氏というブロガーが居たからでしょう。


彼が、低収入の高卒でありながら、
2000~3000万ぐらいでリタイアしたからです。


そして、収入を増やすのではなく、
支出を減らすことでそれを可能にしました。


大分の…杵築市?とかいう、
よう知らんところで家賃1万円で…。


本来、そういう僻地でも、実は家賃は安かれど
物価が安いなんてことはなく、
都市ガスではなくプロパンガスだったりします。


ですので、本来は費用もかさむはずが、
彼はペットボトルに水ためて
体洗ったりしていたようですからね。


今はどうだか知りませんが…。
流石にシャワーも使わないのは嫌だね…。


ともあれ、そういう影響を受けたかどうだか、
低資産FIRE者も数人くらい生まれました。


まあ、そういうブロガーたちは、
たいてい音信不通になったり…。


また働き始めたりしてて、
あんまり参考にならないようですが…。


ただし、低資産リタイア自体は、
頑張りさえすれば、大まかにほとんど可能です。


実際のところ、医療費に関しては、
国民保険という素晴らしい制度でなんとかなります。


月額の負担料は一定までに抑えられるし、
つーか非課税世帯ならほぼ払わないです。


あとはせいぜいリフォーム費用くらいですが、
これも騙し騙し捻出できなくもないのです。


突発的な支出は実はあまりなく、
ちゃんと日々節制できるのなら、
わりとなんとかなるんですよね。


ただし、唯一さけては通れないのが、
親の介護と、その死でしょう。


低資産FIREをそもそも成功させている人が、
あまり居ない上に、ほぼ独身で若い人のみ。


親の事はガンスルーな人ばっかりです。
ほぼ触れられていなかったりします。


これって別居してても難しいでしょう。
法律上、親子には扶養義務があります。


だから、普通は無視できない問題。
実は備えておくべき問題なのです。


そして費用も馬鹿にならない。
平均で500万近くかかるとのこと。


さらに、葬儀は直葬でも20~30万は必須。
やはり、FIRE計画に組み込んでおくべきです。


ガチの生活保護世帯とかなら、
自治体が最悪なんとかしてくれるなんて噂もあれど。


当然、資産持ちの疑似非課税世帯の場合は、
「いやそこから金出せよ」
と正論吐かれるにきまっています。


そのうえ、これの難しい所は、
お金だけで解決できる問題ではない所。


法的義務があって逃れられない。
倫理的にも親を見捨てるのは酷い。


金を出したくないならそのFIRE期間を用いて、
わざわざ実家に戻って介護が必須です。


つーか、金を出して解決できる問題といっても、
少子高齢化はより大きくなっています。


つまり、今は平均500万だなんて話でも、
今後はもっと費用が拡大する可能性もあり、
その上大金を積んでも特養ホームは空いてないとか。


そういう事もふつーに
考えられるわけです。


多くの投資、セミリタイアブロガーを
色々と見てきたぽすとなんですが…。


驚くほどにこれを考慮している
ブロガーを見たことがない。


まあ、単に言ってないだけ
とかもあるでしょうが。


そもそも身内の話を
ネットに言わんだろうし…。


さて、ようやく本題ですが、
結論から言うと、金額と労力が必須事項です。


少なくとも現時点で500万以上、
両親合わせて1000万は費用が必須。


そして、資産持ちだから当然自費です。
流石に投資資産あって自治体だよりは無理でしょう。


さらに、現時点で老人ホームもパンパンですから、
もう自宅介護も必須でしょう。


今時点でさえ、なんならデイサービスですら、
ほとんどぱつぱつらしいって噂だし…。


しかもあれでしょ、業者は少ないし、
給与もないきつい仕事だから人気もない。


人手不足なうえに、国民の多くは、
「老人よりも子どもに税金使え!」なんて風潮。


これはもう間違いなく、
親の面倒はほぼ自力で見ることになるはず。


日本は安楽死もないですし、
今後も認められるような風潮も見えない。


うん、合理性、倫理、含めて、
これはもう避けられない問題ですね…。


というわけで、
やはり結論はひとつ。


1000万ぐらい用意して、
素直に自力で介護するほかありませんね。


ですから、ぽすとも
そうせざるを得ないでしょう。


いやー怖いですね。
最善は即死ですが、次善は身体不自由。


最悪は五体満足でボケて暴れたりしたら
いくら親に恩があってもどうしたらいいかわからん。


家族だから、最悪事故とか事件起こしたら、
探しに行かなくちゃだし、責任もあるんでしょ。


今まで何不自由なく育ててきてもらって、
今も実家暮らしさせてもらっているのに。


果たして、私はなんとかできるんでしょうか。
社会不適合者が?親の世話を…?


現状知らんままでも、パツパツと聞きますから、
あと20年後とかどうなってるかわからん。


これ、別居してる人も他人事じゃないからね。
まじでどうするんだろうね。


そして、結婚してる人なんかは、
さらに両親2倍に増えるからね。4人だからね。


うちとかは、兄弟は居ても、
多分実家にいる私が面倒見るはず。


そしてげんに、うちの両親も、
おばやおじに、祖父母の面倒を押し付けられている
感じがちょっとあるような話も聞こえる。


普通に生活している人すら怪しいのに、
早期リタイア者はどうするんだろうか、謎です。


先に述べた通り、ぽすとの結論では、
それも加味して資産を築くしかないし、
やはり自力で面倒を見るほかないと思ってますが。


ネットの一部では、扶養義務はあっても、
介護義務はないんだから放置だ~だとか。


そんなヘラヘラ話も聞きますが…。
いやあそんなふうにも行かないだろ流石に…。


ともあれ、FIREを目指すみなさんも、
資産と覚悟の用意はしておくべきです。


たとえ内心面倒を見るつもりがなくとも、
FIRE後に備えておくことで、おそらく、
一番不確定な事がこれでしょうからね…。


だからこそぽすとも今、
親がまだまともなうちに親孝行を…。


…うーん?この11万の旅行券プレゼントより、
親の介護のために
資産を増やした方がいいんじゃね?w


まあ冗談です。
ぽすと自身の老後とかは孤独死違いないがね。


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16 件のコメント:

  1. デイサービスするにしても、地域のケアワーカーとの対話や認定のために市役所行かないといけないので、会話が必須になりますが、大丈夫そうですか?
    私は介護用のヒューマノイドを期待してます。

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    1. その時になってみないとわからん
      介護用ロボは…無理な気がするなあ
      私の老後にも間に合わなさそう
      親の介護なんてなおさら

      削除
  2. 介護の件、共感しきりです、セミリタイアブログでは何故か介護問題スルーされがちですよね、兄弟がいるからセーフとか言ってたり。
    田舎での親の介護は他人事ではないので私もビビりまくってます、費用よか精神的な負荷が重そうで今から憂鬱です。介護従事者も今後減りそうな感じしかしないですし。。。

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    返信
    1. うちの親もそうですが、兄弟1人に押し付ける系の話はよう聞きます。
      発言小町みたいなところで。
      貧乏くじというか…その上あまりお金も負担してくれないみたいな。

      ただ押し付けられる側やひとりっ子の場合そうはいかないですから、比較的直面する問題なはず無んですがねえ。
      そしておっしゃるとおり、金だけでさらっと解決する話ならまあわりと単純なんですが…。
      残念ながら、需要はあるのに供給はないわ、国民感情的に老人を敵視する人は多いわで、明るい未来が見えません。
      できる気がしないし、介護だけでFIRE生活が終わりそうで嫌ですねえ…。
      私も解決策が思い浮かばず、本記事の通り金と覚悟で自力対処しか選択肢がなさそうで怖いです。

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  3. どもどもです。
    低資産FIREの方々はもちろん、他のセミリタイアブロガーの方々も、親の介護については、だんまり状態の人が多いように思います。
    自画自賛になっちゃいますが、その点、私は備えていますからね。( ̄ー ̄)ニヤリ

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    1. まあ、ひんぱんに話題にするような話でもないですからねw
      ただ、その場合でも、生活防衛資金やリタイア計画などでも触れられていないことが多く、どうするのか不明なブロガーも見受けられます。
      やはりある程度は見据えておくべき問題かなとは思っています。

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  4. ふと思ったけど話題に出さない人たちは親たちは資産あるのかな。
    親がある程度資産蓄えていれば解決する話だと思う。

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    1. いや、単純に親がまだ元気で考慮していないパターンが多いと思います。
      多くが若い人ばかりですからね、早期リタイア実行者は。
      親が存命でない場合や、消息不明の人も居たりするし。
      そして早期リタイアを目指さない人でも、実際にいざ直面しなければ特に備えたりもしないことでしょう。

      親が資産持ちだったり、年金で賄うというのは充分に考えられることです。
      しかし、本記事に上げた通り、人手不足や介護業界の不確かさがあります。
      今後もっと在宅での自力介護も増える可能性もありますので、あまり金銭面だけで解決できるようには思えないんですよね。

      削除
  5. 金融資産7500万円です。でも、未だ働いています。親の介護はお金は掛かりません。それよりも、手間が掛かります。薬をキチンと飲ませる。夜寝かせる。食事を摂らせるとかです。これらは金は掛かりませんが手間が掛かります。

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    1. 資産もあり、しかし働いていてなお介護してるのは凄いですね…。
      ぽすとは自分だけで精一杯だし、そもそも働くのも大変で、結婚や介護なんて無理なイメージしかない。

      そしてやはり、金銭だけでは対処しきれない部分は多そうですね。
      現在でも、重度で要介護でなければ施設には引き取ってもらえないなんて話も聞きますし。
      これからはより人手不足で、金さえあれば施設にぶちこんですべて終了、というわけにも行かないでしょうし…。
      倫理面はともかく、実際の手間などの面だけでもかなり不安な事項が多いので心配ですねえ。

      削除
  6. お久しぶり~!
    これ、前に嫁いだ元看護師の妹と話したことあるんだよね。

    最初は自分で介護して、介護認定が下りたらサ高住とか老人ホームにお願いしようかなって思ってる。
    今は事業も落ち着いて、経理込みで1日1.5時間くらいしか働いてないから、介護する時間はある。

    ただ、祖母の介護を父がやってたのを見てて、「できるけど、自分には無理だな」って思った。
    尊敬してた親のことを、介護していくうちに嫌いになっちゃいそうな未来が想像できるんだよね。

    だから、金で解決できるなら迷わず備えた方がいいと思ってる。
    うちは片親(父)で介護資金として、最大5,000万(入居金+月30万×10年以上)を見込んで準備済み。

    自分の老後用にも、ハイクラス老人ホームに入れるように最低1.5~2億円くらい積み立て中。
    投資が上振れた分は自由に使う予定!

    親が65歳超えてきたら、本気で準備始めた方がいいと思う。

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    1. 5000万…私の想定の10倍や…
      もちろん金で解決できるならそれに越したことはないですね。
      私は親にたくさんしてもらったはずなのに、そのとおり、私が親の介護したときにそういう感覚がもてなさそうでかなしみです。

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  7. 介護って実はそんなに怖い物ではなくて市役所から電話が掛かってきても面倒みれません。この一言で終わりです。変に助けると共倒れしますよ。

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    1. まあ別居中なら拘束しようがないから行けるもんなんですかねえ
      ぽすとは実家暮らしなので無理ですが

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  8. 親の物忘れとか酷くなってきて頭が痛すぎる。Switchの脳トレとかやらせてみようと思う。一回もゲームやったことない人種だが…

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    1. いやー多分無理かな〜
      そういうの、そもそも自分にだって、ボケ対策にトイックの勉強しするかとか思ってもやらないだろうし

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